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2016年6月22日水曜日

Z750FX D2とD3の違い2

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Z1 Z2 純正パーツ専門店 750RS


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ブログ読者からのご指摘を受けましてメーターケーブルについての補足です。



現物が無いのでパーツリストと入手可能なパーツから考察してみましょう。品番で違うのは13番のギアBOXと17番のブッシュだけで中のギア類は同じ名のでBOX形状は同じだと思います。したがって17番のブッシュのみD2(A3),D3(A4)で違うものと思います。()はZ1000MK2

それで、こちらがD2のスピードメーターケーブル(L=939mm)

こちらがD2のブッシュ。Z750four(D1)も同じです。







こちらがD3(L=915mm)のスピードメーターケーブル。D2の画像と比べると取り付けネジ部の形状が上下逆になってます。



こちらがD3(A4)のブッシュ。外径が大きくなってますのでD3(A4)のケーブルは付きません。


左がD2(A3)、右がD3(A4)のブッシュ。D3(A4)はZ1000Jへの移行期なのでJ系のパーツが先取りされてた感じです。


2016年6月13日月曜日

Z1Z2 アウターシム交換要領。ツール使用マニュアル。

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Z1Z2 シム交換要領。ツール使用マニュアル。



Z1Z2


Z1Z2の純正シム交換用特殊工具です。これが無ければ出来ません。



矢印の所へSETします。


SETしたイメージです。SETしたら矢印のボルトを手で軽く締めます。


矢印の所に隙間が無い程度に締めます。




バルブはこんな感じでSETされたます。スプリング等は省いてます。


バルブクリアランスを測定したら全てのバルブリフターの切り溝をセンター側(プラグが付いている方向)へ向けておきます。そうする事で後の作業がスムーズに行えます。



シムには印字が有るので組む時は印字がルフター側にくるように組みます。



次に、ツールのSETはカムでバルブをリフトさせます。ツールが入れば良いので真下までカム山を向けなくてもOKです。



リフトさせた状態でツールをSETします。


SETしたら手で軽くボルトを締めておきます。


カムを取るとこんな感じでバルブリフターの端をツールが押さえて、バルブが上がらないようになってます。

ツールをSETしたらツールにカム山が絶対に干渉しないように細心の注意をしてクランクを回します。カム山が上にきたらマイナスドライバー等でシムを浮かせます。


シムが浮いたら画像のような磁石で抜き取るのが作業効率が良いです。


カムは外してます。シムを入れた時に画像のようにズレる事が有るので良く確認する事。

シムがSETされた状態。


ツールをSETした状態で画像のようにカム山が干渉すると、シリンダーヘッドが割れるので要注意です。特に下の画像のようにシム交換後にツール側にカムを回転させるとすぐにツールに干渉するので細心の注意が必要。



シムを交換したらツールに干渉させないようにバルブをリフトさせてツールのボルトを緩めてツールを抜き取ります。


シムを交換したら一度カムを一回転させてバルブクリアランスを測定します。Z1Z2の規定のバルブクリアランスは0.05mmですがシムの設定厚みにより実際には0.05~0.08(或いは0.12位)で収まればOKでしょう。経験上IN側は0.05~0.08、EX側は気持ち広めで0.08~0.12位でOKでしょう。シムの厚みの関係で0.05mmより狭くならないようにしましょう。クリアランスが0.04mmだったら0.05mm薄いシムを使用してクリアランス0.09mmの方にしましょう。

おわり。