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2016年2月9日火曜日

カワサキ Z1Z2のオイル漏れなど




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カワサキ Z1Z2のオイル漏れなど


カワサキ初期型Z1Z2~Z1000MK2/Z750FX(Z1000J系も含めて)の持病のようにオイルの滲みのあるのがヘッドカムプラグの合わせ面(センタースタンの無い車両は特に左側)。この辺のパーツは純正品がベストでしょう。国内社外品を一度付けましたがラバーにヒビが入りましたので以後純正品に戻しました。





オイル滲みと言うより漏れと言えるほど良くオイルが漏れてるのがジェネレターカバーの配線の所。対策品に交換したり、液体ガスケットを塗りたくっての対応となりますでしょうか。たまに矢印のナベネジの所から漏れたりもします。



                 
Z1Z2で一番オイル漏れが止まらない所がタコメーター取り出しでしょうか。ヘッドとカラーの間からのオイル漏れは対策品や信越シリコーンの液体ガスケットKE45W又はKE45Bで止まりますが(Z750FXのOリングが0.1mm太いので漏れにくい)、オイルシールとタコメーターギアの(ワイヤー差し込み部)からは、漏れ出したら止まらないです。対策としてはカラーにオイルシールを2個打ち込んだり、それでも熱でオイルシールが劣化するので漏れます。それでタコメーターワイヤー内へオイルを溜めるようにします(タコメーターが曇る場合が有ります)。方法としてはZ750FX/Z1000MK2から追加になったガスケットにKE45W等を裏表塗布して、タコメーターの取り付けのネジ部(ワイヤーを詰める部分も)にもKE45Wを塗布します。この方法が経験上、一番長く持ちました。ただし、タコメーターの外皮が割れていたら、そこから漏れるので新品に交換してきましょう。

              
上段左がタコメーター取り出しのオイルシール、右が丸Zまでのリング。下左がZ750FXのガスケットと0.1mm人いOリング。







Z1Z2では赤矢印チェンジシャフト奥のオイルシールや、ドライブシャフトのオイルシールからもオイル漏れが有ります。チェンジシャフト奥オイル漏れの応急処置としてはシャフトを綺麗にして上からもう一つオイルシールを打ち込みます。それで当分大丈夫です。ドライブシャフトのオイル漏れはオイルシールの劣化だけでなくカラー下の画像30番)の摩耗や、カラーの奥のOリング(下の画像31番<<ここ大事)等の劣化等も関係して来るので一緒に交換しておきましょう。

以前にアメリカで丘をどれだけ登れるかの競技していたと思われる、ドライブチェーン2丁掛けのZ1が入庫しましたが、32番のベアリングが砕けそうでドライブシャフトがガタガタでオイルもダダ漏れでした。


その他としてはオイルプレッシャースイッチ及びOリング、オイルクーラー取り出し部のOリング、古いタイプ(樹脂)のニュートラルスイッチ等からのオイル滲み、漏れ等でしょう。Z1Z2の初期型はシリンダーとヘッド合わせ面も(ヘッドガスケットが一体の為)要注意です。


その他

①タコメーターやスピードメーターがたまに外れるので走り出す前に点検しておきましょう。

②サイドスタンドのボルトが良く緩むのでグリスアップと締め付け。(裏側のナットをZ750FX等のロックナットに交換する)

③バッテリー液の点検、減っていたら補充する。

④マフラーのフランジナットもたまに締めておく。

⑤エンジンマウントのボルトナットもたまに締めておく。

⑦タイヤの空気圧、ドライブチェーンの注油

⑧スイングアームのグリスアップ

⑨バッテリーのリードワイヤーが腐食していたら磨くか交換。

⑩ハンドルロックの芋ネジの締め付け(ここは固着するか緩むかのどちらか)

⑪フロントフォークやフェンダー等のボルト&ナットの締め付け





















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